住宅ローンの「借り換え」を検討すべきタイミングと判断基準
住宅ローンを抱えながら「今の金利が高くない?借り換えたほうが得なのでは?」と感じたことはないでしょうか。40代共働き夫婦にとって、毎月の返済額は家計に直結する問題です。しかし「借り換えたほうが得か損か」を正しく判断するには、いくつかの数字をきちんと把握しておく必要があります。
住宅ローンを抱えながら「今の金利が高くない?借り換えたほうが得なのでは?」と感じたことはないでしょうか。40代共働き夫婦にとって、毎月の返済額は家計に直結する問題です。
しかし「借り換えたほうが得か損か」を正しく判断するには、いくつかの数字をきちんと把握しておく必要があります。
この記事では、住宅ローンの借り換えを「本当に検討すべきタイミング」と「損益分岐点の考え方」を、具体的な数字を交えて解説します。
この記事を読んで借り換えを検討するタイミングだと判断された方は、他の銀行で仮審査を申し込んで、審査が通った後に、一度自分が借りている銀行に金利を下げる交渉をしましょう。他の銀行でこれだけ安く借りれますが、金利を下げていただけますか?と交渉することで、金利が下がることもあります。もし現在借りている銀行で金利を下げることができたら、借り換えよりお得になる可能性があります。銀行は借り換えられるより、金利を下げた方がいいと判断して、現状の金利を下げてくれることもあります。下げてくれた場合は借り換えた時と現在の銀行の金利を比較して得な方を選択しましょう。私は三⚪︎UF⚪︎銀行で借りていて、金利の交渉をしましたが、あっさり乗り換えた方がお得ですよと、逆に借り換えをすすめられました。
借り換えで得するための「3つの目安」
まず基本として、借り換えが有利になる条件として昔からよく言われるのが次の3つです。
- 金利差が1%以上ある
- 残高が1,000万円以上残っている
- 返済残期間が10年以上ある
ただし、これはあくまで目安です。現在は金利環境が変化しており、差が0.5%でも十分に節約になるケースがあります。重要なのは、諸費用を含めた「実際の損益分岐点」を計算することです。
借り換えにかかる諸費用とは
借り換えには必ずコストが発生します。主なものを把握しておきましょう。
| 費用の種類 | 目安の金額 |
|---|---|
| 事務手数料(新しい金融機関) | 借入額の2.2%(定率型)または5〜10万円(定額型) |
| 保証料 | 0〜50万円(金融機関による) |
| 登記費用(司法書士報酬込み) | 10〜15万円 |
| 繰上返済手数料(現在の金融機関) | 0〜3万円 |
| 印紙代 | 2万円前後(電子契約なら不要) |
合計として30〜70万円程度を見込んでおく必要があります。この諸費用を、借り換え後の総返済軽減額が上回るかどうかが判断の鍵です。
損益分岐点の計算方法(具体例)
たとえば、次のようなケースを考えてみましょう。
【前提条件】
- 現在の残高:2,500万円
- 残期間:20年
- 現在の金利:1.5%(固定)
- 借り換え先の金利:0.7%(変動)
- 諸費用合計:50万円
この場合、金利差は0.8%。残高2,500万円・残期間20年でざっくり計算すると、月々の返済額の差は約1万円前後になります(シミュレーターで確認必須)。
年間12万円の節約が続くとすると、50万円の諸費用を回収するのに約4〜5年かかる計算です。残り20年のローンがあれば、その後15年以上は純粋な節約になります。
一方で、残期間が5年しか残っていない場合、諸費用50万円は回収できずに終わる可能性が高く、借り換えは不利になります。
変動金利に借り換える場合のリスク
最近は変動金利が固定金利より大幅に低いため、固定から変動への借り換えを検討する方も増えています。ただし、変動金利には金利上昇リスクがあります。
日本銀行の政策変更などにより、今後金利が上昇した場合、当初の節約効果が薄れる可能性があります。目安として「金利が1%上がったら月々いくら増えるか」を事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
筆者(40代・住宅ローン完済済み)が友人の相談に乗った際も、「変動に乗り換えたい」という方に金利上昇シナリオを一緒に計算してもらいました。
その結果、「5年以内に返済完了予定なら借り換えより繰上返済のほうがシンプル」という結論になったケースがありました。
借り換えを「急ぐべき状況」と「待つべき状況」
急ぐべき状況
- 残高が多く(1,500万円以上)、残期間も長い(15年以上)
- 現在の金利が市場水準より明らかに高い(固定2%以上など)
- 金融機関の優遇条件を受けていない古い契約
急がなくてよい状況
- 残期間が10年を切っている
- すでに変動金利の低い水準で借りている
- 住宅ローン控除の適用期間中で、繰上返済や借り換えより控除活用が優先の場合
借り換えの手順(概要)
- 現在の残高・金利・残期間を確認する
- 複数の金融機関でシミュレーションを比較する(ネット銀行の無料シミュレーターが便利)
- 諸費用の見積もりを取る
- 損益分岐点を計算し、プラスになるか確認する
- 仮審査を申し込む(信用情報・収入証明が必要)
- 本審査・契約・実行
まとめ
借り換えは「金利が下がれば必ず得」ではありません。諸費用・残期間・リスクを総合的に判断することが大切です。40代は返済期間の折り返し地点に近づいているケースも多く、「残高と残期間のバランス」が特に重要になります。
まずは現在の金融機関の金利と市場金利の差を確認し、シミュレーションを1回やってみることをおすすめします。
免責事項 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品・サービスへの投資・契約を推奨するものではありません。借り換えの判断は個人の状況によって大きく異なります。
具体的な検討の際は、金融機関や独立系のファイナンシャルプランナーへのご相談をおすすめします。
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