金利比較

変動 vs 固定:2026年金利上昇局面でどちらを選ぶべきか【シミュレーション付き】

変動 vs 固定:2026年金利上昇局面でどちらを選ぶべきか【シミュレーション付き】

2024年以降の金利上昇局面で、変動金利と固定金利のどちらを選ぶべきか。実際の返済シミュレーションをもとに徹底解説します。

2026年5月1日読了目安:約10分
#変動金利#固定金利#2026年

2026年、変動か固定か。判断に迷うあなたへ

2024年以降、日本銀行が政策金利を段階的に引き上げ、住宅ローン金利も上昇局面に入りました。2026年5月時点で、ネット銀行の変動金利は0.85〜1.3%台、フラット35(固定)は2.71%まで上昇しています。

「これから借りる」「借り換える」「変動のままで大丈夫か不安」──そんなあなたが今、最も悩んでいるのは次の問いではないでしょうか。

❓ 多くの人が抱える3つの悩み
  • このまま変動を選んで、金利が上がり続けたらどうしよう
  • 固定にすれば安心だけど、月々の負担が1〜2万円も増えるのは痛い
  • 結局、自分にとってどちらが正解なのか判断軸がわからない
⚠️ 判断を先延ばしすると、後悔につながる
金利は毎月動きます。「もう少し様子を見よう」と決断を遅らせている間に、固定金利はさらに上昇し、選択肢が狭まる可能性があります。今こそ自分の判断軸を固める必要があります。

私も同じ場所で悩み、変動を選びました

申し遅れました。47歳・住宅ローン完済済みのブログ運営者です。私の歩みを簡単にお話しします。

1
2016年(37歳):4,400万円を三菱UFJで変動借入
当時は「ネット銀行は怪しい」と思い、メガバンクの変動金利でスタート
2
2024年3月:住信SBIへ0.32%で借換
残債3,400万円。変動を継続する判断をした
3
2025年1月:0.57%へ上昇
「ついに来たか」と覚悟を決めた瞬間
4
2025年7月:0.82%へ再上昇
借換時の2倍以上。家計への影響を実感した
5
2026年3月:完済
変動のまま走り切り、最終的に完済した

つまり私は、「2024年以降の金利上昇局面で、変動金利を選び続け、実際に金利が上がるのを体験した上で完済した」立場です。だからこそ、机上の比較ではなく「金利が上がったときに何を考え、どう感じるか」を体感ベースで伝えられます。

💡 正直に言います。固定にしておけばよかったと思った瞬間もありました
0.32%が0.82%まで上昇したとき、「あのとき固定にしていれば月々の金額に動揺しなかったのに」と一瞬よぎりました。でも結果的には、残期間と繰上返済の余力を考えれば変動で正解でした。ここが判断の分岐点です。

2026年の金利環境と、変動・固定の本質的な違い

2026年の金利環境を数字で押さえる

変動金利の上昇幅(2023年末比)
+0.5〜1.0%
短期プライムレート基準
ネット銀行の変動金利(2026年5月)
0.85〜1.3%
依然として低水準
フラット35(固定)金利
2.71%
前月比+0.22%。上昇継続

変動・固定をフラットに比較する

✅ 変動金利のメリット
  • 現時点の金利が低く、月返済額を抑えられる
  • 金利低下局面では自動的に恩恵を受けられる
  • 繰上返済の手数料ゼロの銀行が多い
  • 借入当初の返済負担が軽い
❌ 変動金利のデメリット
  • 金利上昇で返済額が増える(0.5%上昇で月+約7,000円)
  • 5年ルール・125%ルールで未払い利息が発生する可能性
  • 返済総額が読みづらく家計計画が立てにくい
  • 収入が不安定な場合は二重リスク
✅ 固定金利のメリット
  • 返済額が変わらず家計計画が立てやすい
  • 金利上昇リスクをゼロにできる「安心の保険」
  • フラット35は自営業・フリーランスでも審査が通りやすい
  • 保証料・保証人不要(フラット35の場合)
❌ 固定金利のデメリット
  • 現時点の金利が変動より約1.9%高く、当初の返済額が多い
  • 金利が上昇しなかった場合、変動より割高になる
  • フラット35は物件の技術基準適合証明書が必要
  • 繰上返済手数料がかかる銀行もある
📌 「固定は損」ではなく「安心を買うコスト」
変動と固定の差額(月1.8万円前後)を「金利上昇リスクの保険料」と考える視点が重要です。実際、私自身も0.32%→0.82%の上昇を体験して、「この保険料を払う価値がある人もいる」と痛感しました。

シミュレーションで見る:金利上昇後の現実

「変動を選んだけど金利が上がったらどうなるの?」──私自身が一番気にしていた問いに、数字で答えます。

📌 試算条件:返済期間35年・元利均等返済・現在の変動金利0.85%スタート

▼ 借入3,000万円の場合

シナリオ 適用金利 月返済額 現在との差額 年間の差額
現在(変動)0.85%82,600円
+0.5%上昇1.35%89,700円+7,100円+85,200円
+1.0%上昇1.85%97,100円+14,500円+174,000円
+1.5%上昇2.35%104,900円+22,300円+267,600円
+2.0%上昇2.85%113,000円+30,400円+364,800円
固定(フラット35)2.71%110,700円変動+2%上昇とほぼ同水準

▼ 借入4,000万円の場合

シナリオ 適用金利 月返済額 現在との差額 年間の差額
現在(変動)0.85%110,100円
+0.5%上昇1.35%119,600円+9,500円+114,000円
+1.0%上昇1.85%129,400円+19,300円+231,600円
+1.5%上昇2.35%139,800円+29,700円+356,400円
+2.0%上昇2.85%150,600円+40,500円+486,000円
固定(フラット35)2.71%147,500円変動+2%上昇とほぼ同水準
⚠️ この試算から読み取れる「損益分岐点」
変動金利が2%上昇すると、月返済額は固定金利とほぼ同水準になります。つまり「変動が固定を上回るのは+2%のとき」。2%以上の上昇が続く場合は固定の方が有利、1%以内の上昇にとどまれば変動の方が総支払額は少なくなります。

2026年5月の主要銀行金利

▼ 変動金利ランキング(2026年5月・最優遇金利)

銀行変動金利特徴
PayPay銀行0.850%スマホ・ネット・でんき優遇割適用時
三菱UFJ銀行0.945%メガバンクで最安。10月まで同率
住信SBIネット銀行0.950%がん団信が無料付帯。人気No.1
りそな銀行0.950%対面サポートあり。10月まで同率
SBI新生銀行0.990%5月より改定。条件付き
みずほ銀行1.025%10月まで4月と同水準
auじぶん銀行1.134%au・UQ利用者は割引あり
イオン銀行1.130%5月より改定。物件価格80%以内の条件あり
三井住友銀行1.275%メガバンクで最も高め。10月まで同率
ソニー銀行1.347%5月より大幅改定(前月比+0.35%)。変動⇔固定の切替が自由

▼ 固定金利・フラット35(2026年5月)

種別金利備考
フラット35(35年・SBIアルヒ)2.710%前月比+0.22%。上昇継続
PayPay銀行(10年固定)2.230%
住信SBIネット銀行(10年固定)2.509%
auじぶん銀行(10年固定)2.850%
みずほ銀行(10年固定)3.050%10年固定後は変動or再固定
三菱UFJ銀行(10年固定)3.150%同上
三井住友銀行(10年固定)3.150%

※ 金利は毎月変動します。最新情報は各銀行公式サイトでご確認ください。

あなたはどっち?変動・固定が向いている人の条件

結論は「金利上昇リスクをどの程度許容できるか」で決まります。次のチェックで自分のタイプを確認してください。

🔵 変動金利が向いている人
  • 世帯収入が安定しており、金利2%上昇でも家計が維持できる
  • 借入残期間が10〜15年以内(残り期間が短いほど変動有利)
  • 繰上返済の余力があり、金利上昇前に残高を減らせる
  • リスク許容度が高く、多少の返済額変動を受け入れられる
  • 金利動向を毎月チェックする習慣がつけられる
🟢 固定金利が向いている人
  • 収入に変動がある(育休中・時短・自営業・フリーランス)
  • 借入期間が20年以上残っており、金利上昇リスクが長い
  • 家計の余裕が少なく、返済額増加に対応できない
  • 老後など長期の生活設計を確定させたい
  • 金利動向を気にせず日々を過ごしたい
💡 私が変動を選び続けられた理由
私の場合は「残期間が短かった(借換時で約12年)」「繰上返済の余力があった」「金利を毎月見るのが苦じゃなかった」の3つが揃っていました。逆にこの3つが欠ける人は、固定の方が精神的にも家計的にも安定すると断言します。

今日やるべきこと:自分の「金利上昇耐性」を計算する

記事を閉じる前に、必ず1つだけやってください。それは「自分の金利上昇耐性」の計算です。

1
現在の月返済額を確認する
明細または返済予定表から正確な金額を把握する
2
金利が+2%上昇した場合の月返済額を試算する
上のシミュレーション表で借入額に近い金額を参考にする
3
その金額でも生活できるかを家計簿でチェック
食費・教育費・保険・通信費など固定支出と照合する
4
「生活できる」なら変動、「厳しい」なら固定を真剣に検討
これがあなたの判断軸になる
絶対にやってはいけないこと
「なんとなく変動が安いから」「みんな変動を選んでいるから」で決めることです。+2%上昇シナリオを試算せずに変動を選ぶのは、家計のリスクを盲目的に抱える行為です。私の体験から強くお伝えします。

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💡 「実質金利」で比較するのが重要
表面上の金利が低くても、事務手数料・保証料・団信の上乗せ金利などを含めた「実質金利」で比較しないと損をすることがあります。特にネット銀行は事務手数料が高めの場合があるので注意しましょう。
📝 最後にお伝えしたいこと

変動を選んで完済した私だからこそ言えますが、正解は人それぞれ違います。固定を選んで「金利を気にしないで暮らせた10年」を得る人もいれば、変動を選んで「総返済額を抑えた人」もいます。大切なのは、自分の家計と性格に合った選択を、シミュレーションに基づいて行うことです。あなたの判断を応援しています。

※ 本記事の情報は執筆時点のものです。金利・制度は変更されることがあります。実際のローン契約にあたっては、各金融機関または専門家にご確認ください。
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