団信

団信の選び方:がん団信・3大疾病・全疾病を実質金利込みで比較

住宅ローンの団体信用生命保険(団信)の種類と選び方を解説。がん団信・3大疾病・全疾病を実質金利ベースで比較します。

2026年3月15日読了目安:8分
#団信#がん団信#保険

団信とは何か

団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンを契約する際に加入する生命保険の一種です。ローン返済中に借り手が死亡または高度障害になった場合、保険金でローンの残高が完済される仕組みです。

通常団信の金利上乗せ
0
多くの銀行で金利に含まれる
がん団信の金利上乗せ
+0.1〜0.2%
年間負担は残高3000万なら3〜6万円
全疾病特約の上乗せ
+0.3〜0.4%
最も手厚い保障
💡 団信は生命保険の代わりになることも
住宅ローンに団信を付けることで、別途生命保険の死亡保障を見直し・減額できる場合があります。保険全体のコストを下げる観点でも団信の選択は重要です。

団信の種類と保障内容を比較

団信は大きく4種類に分かれます。保障範囲が広いほど金利上乗せが増えます。

種類対象となる事由金利上乗せ目安向いている人
通常団信死亡・高度障害0%(無料)若い・健康・既存保険が手厚い
がん団信(50%)+がん診断(50%完済)+0.1%がんリスクのみ備えたい
がん団信(100%)+がん診断(100%完済)+0.1〜0.2%40代以降・がんリスクを重視
3大疾病特約+急性心筋梗塞・脳卒中+0.2〜0.3%男性・40〜50代
全疾病特約+就業不能状態が継続+0.3〜0.4%専業主婦(夫)がいる・一馬力世帯
⚠️ 「がん診断」の定義は商品によって異なる
「上皮内がん(初期がん)」を対象に含むかどうかは銀行・保険会社によって異なります。申し込む前に必ず約款の「保障対象となるがん」の範囲を確認しましょう。

実質金利で考えるコスト比較

団信の金利上乗せを「実質金利」で見ると、固定金利との差が縮まるケースもあります。

🏦 通常団信の場合
  • 変動金利:0.4%
  • 上乗せ:0%
  • 実質金利:0.4%
  • 保障:死亡・高度障害のみ
🛡️ 全疾病特約の場合
  • 変動金利:0.4%
  • 上乗せ:+0.4%
  • 実質金利:0.8%
  • 保障:幅広い疾病・就業不能

全疾病特約付きの実質0.8%は、フラット35(固定1.8〜2.0%程度)より低いですが、変動金利の低さの恩恵は半減することを意識しておく必要があります。

💡 既存の医療保険と照らし合わせる
すでにがん保険・医療保険に入っている場合、就労不能をカバーする保険があるかどうかを確認しましょう。重複カバーになるなら通常団信でコストを抑える選択も合理的です。

どの団信を選ぶべきか

判断軸は3つです。自分の状況に当てはめて選びましょう。

1
年齢・家族構成を確認する 40代以降でがんリスクが高まる。専業主婦(夫)がいる場合は万一の収入消失リスクが大きいため手厚い団信が合理的。
2
既存の生命保険・医療保険を棚卸しする 団信とカバー範囲が重なる場合は既存保険を減額してコストを最適化できる。重複カバーは損になることも。
3
金利上乗せコストを30年で計算する 残高3,000万円で+0.2%なら年間6万円・30年で最大180万円の追加コスト。保障内容に見合うか試算する。
📋 団信選び チェックリスト
  • 配偶者が専業主婦(夫)または収入が少ない → がん団信以上を検討
  • 40代以降でローン期間が長い → がん団信は特に有効
  • 既存のがん保険・就業不能保険がない → 全疾病特約も検討
  • 共働きで互いの収入が代替できる → 通常団信+生命保険で十分な場合も
  • 既存保険を見直してトータルコストを最適化する
※ 本記事の情報は執筆時点のものです。金利・制度は変更されることがあります。実際のローン契約にあたっては、各金融機関または専門家にご確認ください。
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